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藤野の歩み

定山渓鉄道(定鉄)

 広大な森林資源の開発利用、豊羽鉱山の開発計画、定山渓温泉への足の確保など、札幌と定山渓を結ぶ交通手段が重視されるようになり、「定山渓鉄道株式会社」が誕生して、大正7年(1918年)より国道230号線沿いに鉄道営業が開始されました。

 それまでは、石山から定山渓まで1日がかりで歩くか、馬車を利用するしかなかったのが白石駅からわずか2時間15分という速さで定山渓まで行けたということです。

 当時、1日3往復、料金は81銭でした。

 昭和4年には、これまでのSLから電車になり、東札幌から定山渓まで50分、料金は65銭に値下げになった上、1日15往復に増えていました。昭和7年には、電車に平行してバスの運行も行われ、定山渓は行楽客の増加に伴い、「札幌の奥座敷」として大変賑わいを見せたそうです。

 昭和30年代には沿線の住宅化の進展に伴い、次第にバスの利用客が増え、物資の輸送も鉄道からトラックに切り替えられ、本格的な自動車時代を迎えていきました。

 平面交差している約20ヶ所の踏切については、「事故の危険性が高いので改善せよ」との勧告がありました。また、札幌市から「冬季オリンピックに地下鉄建設のため、平岸から真駒内までを買収したい」との申し出がありました。

 遂に、昭和44年10月30日「蛍の光」が流れる中、豊平駅―定山渓を大勢の人に見送られた”さよなら電車”がひときわ高い汽笛で最後を飾りました。

 すでに、51年間の月日が流れていました。

 現在、自動車で石山から西岡に抜ける「石山隋道」は、定鉄が使用していたトンネルを改修して作られたものです。

藤の沢停車場


十五島停車場
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